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コレクション: 春画資料

BnF. Département des manuscrits. Japonais 215 A (1) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 215 A (1) - ページ 19

ページ: 19

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端唄寝〆色糸(はうたねじめのいろいと)中の巻     傘(かさ)の雪(ゆき) 我(わが)ものと思(おも)へばかろし傘(かさ)の雪とは人(ひと)として欲情(よくじやう)のはなれざる 事(こと)風雅(ふうが)の上(うへ)にもしかありと古今(こゝん)万事(ばんじ)をつらぬく一句(いつく)そを 色欲(しゝよく)にとりなして恋(こひ)の重荷(おもに)とつゞけしは是等(これら)をはうたの生(しやう) 根(ね)といふべしいもがり行(ゆけ)ばは妹許(いもがり)と書(かき)て女の許(もと)へ行事とは いはずとみなさま御推(ごすゐ)もじ川風さむく千鳥なくほどいづれも 冬(ふゆ)の余情(よじやう)深きは今日(けふ)の大雪 君(きみ)を思へはかちはざしことはいへども まさかはたしで色に行(ゆく)のも あんまり色気(いろけ)のすたつたせん さくなれば鉄紺(てつこん)の半合羽(はんがつぱ) に小袖(こそで)三枚(さんまい)ぱつちしりはし をりの高足駄(たかあしだ)蛇(じや)の目(め)の傘(からかさ) にふりつもる雪も他(よそ)の囲女(ていけ)を 我(わ)ものとおもふ心(こゝろ)よりは重(おも)し とも思はすこゝがそのわがものとおもへばかろし傘(かさ)の雪(ゆき)つもり〳〵て 【絵の中】 我恋は  住よし   うらの  夕けしき   たゞ     あをた  まつばかり  逢ふて   つらさが   かたり     たや