翻刻
思なり給に大弐のきたのかたにはかにき た(けイ)り
れ い(ひイ)はさしもむつひぬをさそひたてんの心にて
たてまつるへき御さうそくなとてうして【調じて】よき
くる さ(ま)にのりておもゝち【面もち=顔色】けしき【表情】ほこりかに【誇らかに】も
のおもひなけなるさましてゆくりもなくはしり
きてかと【門】あけさするより人わろくさひしき
ことかきりもなしひたりみきのと【戸】もみなよろほひ【崩れかかり】
たうれにけれはおのこともたすけてとかくあ
けさはくいつれかこのさひしきやとにもかなら
すわけたるあとあなるみつのみちとたとる