翻刻
するたくひははへ【「つ」に見えるが「へ」とあるところ】らすやあらん大将殿のつくり
みかき給はむにこそはひきかへたまのうてな【玉の台=玉で飾ったような美しい立派な御殿】
と(に)【「と」の左に「ヒ」と見える字が傍記】もなりかへらめとはたのもしうははへれと
たゝいまは兵部卿の宮の御むすめよりほ
かにこゝろわけ給ふかたもなか◦(な)りむかしより
すき〳〵しき【物好きな】御こゝろにてなをさりに【いい加減に】かよひ
たまひけるところ〳〵みなおほしはなれにた
なりましてかうものはかなきさまにてやふ
はらにすくし給へる人をは心きよくわれをたの
み給へるありさまとたつねきこえ給ふ事【ここに注記を書きます】