翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

百鬼徒然袋 3巻. [2] - 翻刻

百鬼徒然袋 3巻. [2] - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 《題:三味長老(しやみちやうらう)》 諺(ことわざ)に沙弥(しやみ)から長老には なられずとは沙弥/渇食(かつじき)の いやしきより国師(こくし)長老の 尊(たつとき)にはいたりがたきのたとへ なれども是はこの藝(げい)に かんのうなる人の此みちの 長たるものと用ひられしその 人の器(うつは)の精(せい)なるべしと 夢の中に思ひぬ 【左丁】 《題:襟立衣(えりたてころも)》 彦(ひこ)山の豊前坊(ぶぜんぼう)白/峯(ふう)の相模(さがみ)坊 大山の伯耆坊いづなの三郎富士太郎 その外木の葉天狗まで羽/団扇(うちは)の 風にしたがひなびくくらまの山の 僧正坊の ゑり立衣 なるべしと 夢心に おもひぬ