東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之15 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之15 - ページ 11

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翻刻

【右丁 絵図 一字一行書は縦書きに改めた】 【右丁】冨士(ふし)淺間社(せんけんやしろ)   本社 【右丁】  霜(さう)を經(へ)て破壊(はゑ)にをよひしを慶安(けいあん)の頃(ころ)堀(ほり)丹波守(たんはのかみ)利直(としなを)再興(さいこう)あり  例祭(れいさい)は九月十六日なり 冨士(ふし)浅間社(せんけんのやしろ) 同所にあり祭神(まつるかみ)木花(このはな)開耶媛(さくやひめ)一坐(いちさ)なり霊瑞(れいすい)あるに  仍(よつ)て是(これ)を鎮坐(まつる)といへり當社(たうしや)昔(むかし)は本郷(ほんかう)加刕侯(かしうこう)の後園(こうゑん)にありしか寛永(くわんえい)  年中 今(いま)の地(ち)に迁(うつ)さる毎歳(としことの)六月朔日にて前夜(せんや)より詣人(けいしん)多(おほ)く道(だう)  に充(みて)り此地(このち)の産物(さんふつ)として麥藁(むきわら)細工(さいく)の虵(しや)ならひに團扇(うちは)五色(こしき)の纲(あみ)  なとを鬻(ひさ)く 寶珠山(はうしゆさん)與樂寺(よらくし) 田畑村(たはたむら)にあり真言宗(しんこんしう)にして本尊(ほんそん)地藏(ちさう)菩薩(ほさつ)は  佛工(ふつこう)春日(かすか)の作(さく)開山(かいさん)は行基(きやうき)大士(たいし)なり  阿彌陀堂(あみたたう)《割書:本堂(ほんたう)の左(ひたり)の方(かた)にあり本尊(ほんそん)は行基(きやうき)菩薩(ほさつ)の作(さく)|六阿弥陀第四番目なり》 田畑(たはた)八幡宮(はちまんくう) 同所西の方にあり田畑村(たはたむら)の鎮守(ちんちゆ)とす相傳(あいつた)ふ文治(ふんち)五年  頼朝公(よりともこう)勧請(くはんしやう)す即(すなはち)駒込(こまこみ)神明宮(しんめいくう)と同時の鎮座(ちんさ)なりと云 別當(へつたう)真言(しんこん)  宗(しう)東覚寺(とうかくし)と号(かう)して弘法(こうほふ)大師(たいし)の作(さく)不動尊(ふとうそん)を本尊(ほんそん)とす開山(かいさん)は