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【見開き 絵図】
【右丁】
当社(たしや)の
境内(けいたい)を
世(よ)に
曙(あけほの)の里
と
いへり
【絵図内文字】
いなり 惣門
清水
ちそう
【左丁】
賎(せん)の信仰(しんかう)少(すくな)からす宝暦(はうれき)年間 當寺(たうし)を草創(さう〳〵)す其砌(そのみきり)貴賤(きせん)男女(なんによ)を擇(えら)はす
𡈽(と)砂(しや)を運(はこ)ふ輩(ともから)へ一簣(いつき)毎(こと)に十念(しふねん)を授(さつ)くこゝにをひて老若(らうにやく)を厭(いと)はす
日々(ひ〳〵)に群集(くんしふ)し不日(ふしつ)に成就(しやうしゆ)せり此地(このち)は清浄(しやう〳〵)無塵(むちん)の佛界(ふつかい)にして六時(ろくし)
禮讃(らいさん)の聲(こゑ)は枩風(しようふう)と共(とも)に寂々(せき〳〵)たり
日登山妙林寺(につとうさんめいりんし) 法住寺(ほふちゆうし)の西(にし)小川(をかは)を隔(へたて)てあり日蓮宗(にちれんしう)にして天文(てんふん)年
中の草創(さう〳〵)なり開山(かいさん)は日秀(につしゆう)上人とそ正德(しやうとく)年中 故(ゆへ)あつて天台宗(てんたいしう)に改(あらた)め
られ俊海(しゆんかい)法印(はふゐん)を中興(ちうこう)開山(かいさん)とす
田中(たなか)辨財天(へんさいてん)社《割書:昔(むかし)は田(た)の畷道(あせ)の草堂(さうたう)に安置(あんち)ありしを弘安(こうあん)六年に内海(うつみ)何某(なにかし)始(はしめ)て此社を|建立(こなりふ)せしよし縁起(えんき)に詳(つまひらか)なり》
顧(みかへり)地藏尊(ちさうそん)《割書:弘法(こうはふ)大師(たいし)の作(さく)光入(くはうにう)法師(ほふし)|感得(かんとく)の霊像(れいさう)なり》
霊験(れいけん)不動尊(ふとうそん)《割書:延享(えんきやう)三年七月八日 浅草川(あさくさかは)より出現(しゆつけん)せし像(さう)なり御長(みたけ)一寸七分|背(せ)の面(おもて)に銘(めい)あり》
讃曰金利石堅 神惠佛救 授福與德 霊驗不動
大同二丁亥四月 空海
大観音(おほくはんおん) 千駄木(せんたき)七軒寺町 光源寺(くわうけんし)といへる浄宗(しゆうしう)の寺内にあり和州(わしう)
長谷寺(はせてら)の寫(うつし)にして十一面観音の立像(りふさう) 《割書:長一丈|六尺》 なり又同堂内に千躰(せんたい)の