みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

後見笑 - 翻刻

後見笑 - ページ 50

ページ: 50

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一同年亥六月十四日ゟ漸々天気晴候故村々共ニ  粟蒔ニかゝり根付仕置候処又々七月六日七日  大雨ニて洪水故大河筋根付の粟皆無ニ成り  河端方旁難渋仕何分ニ成行候哉との噂共也 一同年亥七月七日ニ雨降り夫ゟ照り続八月十四日  迄の大ひでり故畑作難渋いたし極々之不作ニて  皆々困窮の様也尤右の間ニ此方角四五ケ村は  少々夕立いたし候か也 一同年亥十月九日山鹿町宗方屋本田里次殿  生年三十一才なるに御用ニて馬上より出府被  致候かに熊本近所大久保の辺ニて時雨いたし  故馬上ニて傘をひらかれけるに馬恐れ  飛出し落馬いたされ即死程の病故あわ  てひしめき山鹿へ追々の飛脚ニて人柱櫛  の歯を引ことく病人は熊本しるべの方へ向イ  死て医療云計なけれど終に終命となり  いか様早風かと評判いたしとかく無常の  垣は越へられぬことは兼て我人知りなから  油断は常の習ひそかし 一寛政四子二月廿二日東本願寺乗如上人  御遷化被為遊候