翻刻
やあかきみかくのたまひそとても
かくてもをうなともの
し給ひたる事と
思へは
むかひ申も
うと
まし
き
也
これはいみしきくすり也
たゝ一すゝり
すゝり
給へ
かくてはいかゝし給はんずるぞ
をうなをまどはし
たまはん
ずるか
あさかほのみは
ひとつたにはらと
くるものなり
十まてすきてん
にはよき事
ありなむや
さりとも
此藥をすきては
けしはあらし
これをす
かすへき
なり
この女は七条のふとねの
おきなのめにてさふらふ
あやつ■【他本「あやつゝ」】のへひりの
ひて
たけにはかされて
朝顔のみすすき
たれは其のち
かく
ひるとこそうけ
給はれ心をえ
させ
給ひてちをうせ【早稲田大学図書館本「給ひてくすりを」】
たまふへき也
ひてたけと申す
やつのをとこにて
さなしぬ【他本「さふらふ」】おきなを
すかして朝かほの
実を十つぶはかり
すかせてさぶらへは
其のちよりはら
ねとけてはさうの
みつをいたす
やうに
有りまつれは年老
たるものゝかくさふらへは
何をたのみ候へき
そ