みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE7

泰平鯰退治 - 翻刻

泰平鯰退治 - ページ 1

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泰平鯰退治(たいへいなまづたいじ) 大ぜい〽アリヤ〳〵〳〵〳〵《ルビ:〽|む者》ヤアぬらくらものゝなまづ ぼうずめおのれがわるくふざけるゆへせけん のさはぎ諸人のなんぎ《ルビ:〽|おど六》家くらのみかたい せつなるきも玉までぶつつぶさし《ルビ:〽|あは九郎》まだ〳〵 其上火なんのうれい《ルビ:〽|やし吉》《ルビ:老若|ろうにやく》きせんの さべつなく《ルビ:〽|まち》いとしい新造(しんぞう)に のじゆくをさせ《ルビ:〽|いへ》おいらととも やどなしどうぜん《ルビ:〽|たか》いちどならず今にも どろ〳〵《ルビ:〽|もん》あんまりあこぎのあみはのが れぬ《ルビ:〽|みなさく》なまづ坊豆(ほうず)めかくごいたせ《ルビ:〽|大ぜい》サア じんぜうにくだばつてしまへ《ルビ:〽|なまづ》ハゝゝハゝゝ ハテそうぐしひがらくたやろうめおのら十万 百万でもものかづとは思はず金剛夜叉(こんだうやしや) 又大力でもちつともおそれぬわがいき おいそれ知(しら)ながらギヤア〳〵とうろたへ廻(まは)る おくびやうものわるくさはぐとあばらやのごとく こなみぢんにふみくだくぞ《ルビ:〽|あは九》ヤアこまごと ぬかすな初(はじめ)は出しぬけだからおそれたが 今は命(いのち)もかくごの我々(われ〳〵)《ルビ:〽|む者太》あとにかしまさま の守(まもり)もあれば《ルビ:〽|やし吉》鉄門(てつもん)よりは大丈夫(だいぜうぶ)《ルビ:〽|まち》一分でも 動(うごき)はしねへぞ《ルビ:〽|くら》たはこといはせずぶつちめよト 双方(そうほう)より立けるをなまづはしゆうに はたらきてきては投(なげ)のけはねとばしあるひは ころり押倒(おしたおし)せうぎだおしにばた〳〵〳〵なまづは きおひにあたりを見廻し《ルビ:〽|なまづ》アラこちにや 是よりは思ひのまゝ天地おもくつがへしわが まゝにしてくれんといふおりからもふしぎの 霊験鹿島(れいけんかしま)の神の守にやたをれしもの 一度に起立(おきたち)四天王の勇(ゆう)を顕(あらは)しヤツト声(こへ)かけ 左右(さゆう)よりおつ取かこみうちければなまづも動(はたら)く 心ねれど一身(いつしん)しびれてはたらきがたくむねんの いかりはがみなすをなんなくしめる神しばりみな 一同にいさみたち《ルビ:〽|ぢさく》サアこれからは此なまづを八ツさきに して腹(はら)いせしやう《ルビ:〽|かべさく》極悪非道(ごくあくひどう)のらんぼうもの《ルビ:〽|やね》まづとも なく取しづめ《ルビ:〽|門太》天下太平国土安穏(てんかたいへいこくとあんおん)《ルビ:〽|くら》鯰(なまづ)を火にあぶり いはひのさかもり《ルビ:〽|さら八》サアうしやアがれ《ルビ:〽|なまづ》おいらいやだ《ルビ:〽|さらく》ヤアいやだと ぬかしてゆるしておかにう《ルビ:〽|ぢさく》サアうしやアがれ《ルビ:〽|なまづ》ひどいめにあはせるからいやだ 《ルビ:〽|おど》こいつひけうなやつだソリヤ知たことだ《ルビ:〽|あは九郎》たいがいのことですませるものか《ルビ:〽|いへ》はら いつはいくるしませてやるのだ《ルビ:〽|なまづ》ナゼそんなにおれをにくむのだ《ルビ:〽|たか平》とぼけな らぬ自身におぼへがあろう《ルビ:〽|大ぜい》うぬはいつこくのおふゆすりめだわい            五天葊 末ひろき城冊を    しめくるに要石うこかぬ          国と           あふぐ           神風     変寿戯画作 【絵の文字】 ぢ作 む者太 あは九郎 おど六 さら八 みな作 いゑ介 たか平 やね介 くらぞう かべ作 まち介 もんた やし吉