翻刻
【右丁】
ねじりぬいの袋に入
一小豆めし 一明の方の清キ土少シ
庚辰年甲辰月甲辰の日甲辰之刻
土曜星金曜星相生之吉日也
此祭りをいたし候得は心願成就富貴
繁昌寿命長久福徳の最上吉日也
●せんき名薬一日に用る袋入壱貼百四十文
日本橋近所に而瀬戸物町乾物やいせやに有之
但他国より和尚来而出之也一ふくヲ一日に吞也
●痔の名薬 文政三辰年四月朔日
祥雲寺和尚ゟ被發之
【左丁】
虎(とら)の革(かわ)黒焼ヲ薬種屋にて求メ是ヲ酢にて
吞べし一度切にて根ヲたち再起る事無之
尤とらのかわ黒焼は代六十四文か七十二銅に吉
料【朱】●干あん仕様
寒中小豆を何升成とも能ク水に而煑上
みそこしかすいのふに入置水ヲぬき干上ケて
其まゝ袋に入貯置べし是を皮のまゝ臼にて
挽細末して置入用之時入用のほと程熱湯に
入能くかき合せて夫ゟ砂糖ヲ入あんと成る
何餅に成とも付るなり 大御番酒井大和守殿
一番組与頭天野清右衛門殿
より受之文政三辰四月五日