翻刻
【右丁】
【絵の上部】鳥衣国
其人常に鳥
衣を着たり
かしらに大被
をかつくその
なかさひさをか
くしうてをか
くす漢人を
みるときは則そむき行て其かほゝみせし
めすもししゐてそのかほをみるときは則是
をころすいわく我おもては人にみせしめす
と則又草をもつて其死人におほふ物をあ
きなふに又かけ物を以てをりもしそのあたひ
【左丁】
すくなき時は又も人をころす
【絵の上部】老過国
此国
安南国の西
北のかたにあり
いにしへ越裳国
の人其性狼
戻にしてたゝ
人とましわら
すひそかに弓を引て是を射ころすもし又他
国の人をとらへては足のうらをすりて其皮
をはく此ゆへに行事あたはす其国より象
牙金銀をいたすをよそ食物は口よりくらい
水さけは鼻よりのむ