翻刻
【右丁】
【右絵の上部】交脛国
此国人両の足
もちれまかれり
そのはしる事
風のことく
すなり
【左絵の上部】阿黒驕国
此国人家おほし林
木のあいたに有
国人鹿皮を衣と
し馬に乗て弓
を引たはふれに
人を射死する時
にはそのせなかをうつ
に則よみかへると也
【左丁】
【絵の上部】蘇門答剌
此国田かたふし
て五こくすくな
し中にも脛高
人物をおさめ長
する也国人一
日の間に身の
色かならす三度かわり其色或はくろく或は黄
あるひは赤としことにかならす十余人をころして
其血を取てあふる時はその年病をしやうせす
これにより民皆おそれて都につきしたかふしかれ
はすこし死のなんをのかるとなり