翻刻
伊太利【伊太利の右に長辺四角】ノアペンニーンス【アペンニーンスの右に長辺四角】山、土爾其【土爾其の右に長辺四角】ノバルカン【バルカンの右に長辺四角】群巒ヲ総称ス、是レ欧羅【欧羅の右に長辺四角】
巴【巴の右に長辺四角】ノ広濶ナル大山脈ニシテ、此一山脈ヲ以テ、地学者其大洲南部ノ群山
連岡ヲ総称セリ其中ノ最高峯ハ瑞西【瑞西の右に長辺四角】ノモントブランク【モントブランクの右に長辺四角】ニシテ、高一万
五千七百三十二尺ナリ、
第四ヘルシニオ、カルパチアン【ヘルシニオ、カルパチアンの右に長辺四角】山脈ハライン【ラインの右に長辺四角】河ドニーフル【ドニーフルの右に長辺四角】河タニューブ【タニューブの右に長辺四角】
河、日耳曼【日耳曼の右に長辺四角】北部ポーランド【ポーランドの右に長辺四角】西部ノ間ニ綿亘セル大山喬嶽ヲ総称ス、其山
脈中峯頭最高キモノハ、中部カルバチアン【カルバチアンの右に長辺四角】ノロムニス【ロムニスの右に長辺四角】ナリ、其高八千五
百四十尺、
第五スカンヂナビアン【スカンヂナビアンの右に長辺四角】山脈ハ、ノルウェーズエーデンラップランド【ノルウェーズエーデンラップランドの右に長辺四角】ノ判然
タル連山ヲ総称セル甚古キ山脈ニシテ、其極高ノモノモ、八千尺ヲ過ク
ルコトナシ、
第六ウラル【ウラルの右に長辺四角】山脈ハ亜細亜【亜細亜の右に長辺四角】欧羅巴【欧羅巴の右に長辺四角】ニ大洲ノ境界線トナリ、其最高ノ処ハ、
五千尺ヨリ六千尺ニ至ルノ間ニ在リ、
第七ブリタニック【ブリタニックの右に長辺四角】山脈ハグランピアンセビオットエールス【グランピアンセビオットエールスの右に長辺四角】諸山ノ若ク分
岐セエル多クノ山脈ヨリ成リ、其極高ノ点ハ、インベルネスシール【インベルネスシールの右に長辺四角】州ノベ【ベの右に長辺四角】
ンネビス【ンネビスの右に長辺四角】ニシテ四千四百六尺ナリ、
此等ノ高低軸線タル諸大山脈ハ、固定シテ動カス、連続スル久シク、二千
年ノ間未タ曾テ活火山ノ徴ヲ現ハサス、但欧羅巴【欧羅巴の右に長辺四角】中一二ノ活火山ナル
ヘクラベスビュースエトナ【ヘクラベスビュースエトナの右に長辺四角】ノミ後世墳起ノ徴候ヲ示スガ如シ、
亜細亜【亜細亜の右に長辺四角】ノ諸山ハ、都テ前ニ示シタル中部ノ大高原ヨリ分派四出シ其高
原ノ此大洲ニ在ル、恰モ種子ノ仁アルガ如シ、今其小山脈ヲ省略シテ其
大ナルモノヲ算出ス、
アルタイ【アルタイの右に長辺四角】山脈ハ、支那【支那の右に長辺四角】トシベリヤ【シベリヤの右に長辺四角】ノ間ニ在リテ其境界ヲナシ、世界中
荒寒ニシテ樹木稀疎ナル山脈ノ一ナリ、長五百里ニ蹯亘シ、極高ノ処一