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コレクション: STAGE9

百科全書 地文學 全 - 翻刻

百科全書 地文學 全 - ページ 34

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百十九年ノ地震ニ因テ、印度河岐ニ在ルウルラボンド【ウルラボンドの右に長辺四角】ト名ツクル長五 十里濶十六里ノ地方十尺墳起ス、而シテ其近傍ハ悉ク陥没シ、河岐ノ形 容全ク変遷セリ、千七百八十三年ヨリ千七百八十六年ニ至ルマデ、殆ト 四年間連震セシ、カラブリア【カラブリアの右に長辺四角】ノ地震ハ、其間ニ無数ノ坼裂、土崩、新湖、凹洞、 泥沙ノ流動、海岸ノ剥落、及ヒ他ノ変遷ヲ生シタリ、若シ此諸変遷ヲ併セ テ之ヲ観レハ、甚劇烈ナラズト雖モ、地面揺震ヨリ生ズル雑錯ナル変遷 ノ最詳明ナル一例ヲ見ルベシメキシコ【メキシコの右に長辺四角】ノ都邑ギヤマチラ【ギヤマチラの右に長辺四角】ハ千七百四 十二年ノ震災ニ因テ、八千ノ人戸其家財ト共ニ陥没シテ跡ナク、方今ノ 都邑ニ距ル、四リーギュー【リーギューの左に縦線】ノ処ニ於テ、其墟阯ヲ尋レバ、只荒涼ナル沙漠ヲ 望ムノミ、又此ニ同シキ災害、千六百九十二年ニ於テ、ジヤメイカ【ジヤメイカの右に長辺四角】ノポル【ポルの右に長辺四角】 トロイヤル【トロイヤルの右に長辺四角】ヲ襲ヒタリ、当時其全島劇シク震動シテ、都府ノ近傍凡ソ一千 アークルノ地沈没シテ、五十尺ノ淵底トナレリ、 火山噴力モ亦地殻ヲ湧起シ陥没シ坼裂スルハ、地震ニ異ナルコトナシ、 但此火山地面ノ災害ハ、皆地中ノ揺動ニ係ルヲ以テ、其成果ハ同シト雖 モ、火山ノ地面変遷ヲ生ズル方法ハ稍異ナル所アリ、即チ地殻ヲ墳起シ 綿亘セル山脉ヲ生シ或ハ孤立シタル尖円山ヲ生ジ、又流石 硬灰燼灰鬆(スコーソーアツセスルーズ) 石(ストーン)及ヒ他ノ火造砕物ヲ噴出堆積ス、地質家地学者ノ中ニ、地球上ノ火山 ヲ算シテ三百ノ数ヲ得タルヲ以テ、自ラ慰ムルモノアリ、然レトモ其火 山ノ属スル高山畳嶺ノ中心ヲ確悉セシハ更ニ緊要ナリトス、欧羅巴【欧羅巴の右に長辺四角】ニ 於テハ、噴火作用ノ中心三アリエトナベシュビュース【エトナベシュビュースの右に長辺四角】二火山ハ、レバント【レバントの右に長辺四角】《割書:伊【伊の右に長辺四角】|太【太の右に長辺四角】》 《割書:利【利の右に長辺四角】埃及【埃及の右に長辺四角】ノ間ノ地中一海ニ沿フ所ノ海岸》火山脉ノ中心ナリ、ヘクラジャン、メエン【ヘクラジャン、メエンの右に長辺四角】ノ火山ハ氷 洲火山脉ノ中心ナリ、アゾールス【アゾールスの右に長辺四角】ハ大西洋火山脉ノ中心ナリ亜細亜【亜細亜の右に長辺四角】ニ テハ地中海黒海裏海ペルシヤ【ペルシヤの右に長辺四角】湾ノ諸浜岸ニ火山ノ跡尤多シ、且此大洲 ノ東岸ニ沿フテスモダラ【スモダラの右に長辺四角】瓜哇【瓜哇の右に長辺四角】東マロッカ【マロッカの右に長辺四角】及ヒヒリッピン【ヒリッピンの右に長辺四角】諸島ヲ蟠亘シテ