翻刻
【右丁】
■【難読ではなく、文献中の記号】さんわう
うすむらさきふぢ
色に似て中りん
▲りうきう
此木さし木してよく
/根(ね)のつけばいかなる
/里(さと)にもなきといふ
事なし花は白太
りんなれともいふも
くどしやされば是を
/臺(だい)木にして諸の
つゝしさつきを
【左丁】
/接(つぐ)によくつきて
しかも木の情いつ
までもよしとぞ
/近簡(さいつころ)八王子といふ所
へまかり/家土産(いへつと)に
わらびおらんと山の
おくへゆき侍れば
いとちいさき/藁(わら)や
ありかくても人の
あられけるやとおぼ
つかなく立/寄(より)て
見れば/農家(のふか)にて
ありし/其(その)/家(いへ)/軒(のき)