翻刻
今朝上本陳に酒匂川近辺にて出逢候間■■も
可申上候以上
小川町 日光奉行相初候三好阿波守屋敷長屋弐間奥向共
潰候奥方子供潰家の下に成候よし娘壱人死去外男壱人死去のよしの
はなしにて候
同所広小路御使番松平弾正住居潰家内にて壱人助り候風聞
有之候同所日向半兵衛隠居壱人相果候段風聞有之候
本所御留守居関播摩【(磨)】守住居皆潰にて死去之由風聞有之候
町方者は五万人も死候よしの風聞有之候
小川町御用掛本郷丹後守嫡子中奥御小性本郷石見守死去之風聞有之候
中奥御小性斎藤内藏頭長屋一棟潰れ怪我は無之由風聞有之候
新(アタラシ)橋内北條美濃守長屋潰類焼いたし候知らせ有之候
江戸大地震場所附 壱枚摺
夫江戸大地震と聞より国々の親兄弟のなけきかな
しみいかはかりそや是一刻もはやくあんとさせんかため
くはしく記す頃は安政二卯年十月二日夜の四時より
ゆり出し家藏潰れ死人けかにん数多く其上出火なり
十弐三ケ所より一同にもへ上り大火となり先新吉原五十町
遊女屋其外焼る死にんけかにんおびたゝしく田町へん
一ゑん馬みち山の宿花川戸火さきはけしく大にやける忝
もくわんおんさま御堂仁王門雷門少もさわりなく矢大神
門のかは残る寺中はのこらすつふれこまかたすは町黒