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【コマ3の左頁】
”愛の防風林”
”愛そは人生に於ける最大の幸福である………
運命そは人生に於けるすべてのヂレンマである”
松竹キネマ蒲田超特作大文藝映畵
中央公論發行・大衆雜誌所載小說
原作者…………牧逸馬
脚色者…………池田忠雄
監督者…………淸水宏
撮影者…………佐々木太郎
如何に仕事に成巧しても自分に一番近い者…妻を幸
福にし得ない男がどうして人生の成巧者と言へるだ
らうか人に錦を飾ることが出來ても最愛の妻を不幸
におとし入れてそれが如何に悲慘な結果をもたらす
ことかそしてそれが果して人生の何になるか………
たが人を惑はすのがサタンであるのだそして惑され
るのが人間である。
原作者としての言葉 牧逸馬
サラリーマン家庭を題材にとり悲劇のヒロインに加
はつた社會の迫害、人間生活の裏面を如實に物語つ
てゐます、涙溢るこの物語は人生の生きた教科書で
ある…………
原作者牧逸馬氏が特に蒲田のために書卸せる文藝映
畵の最尖端を行くもの、淸水宏、及川道子、大日方
傳の最初のコンビネーシヨン、トリオ作品永らく病
床にありし及川道子病氣全快復活第一回出演映画
加えて新入社大日方傳を加えてラグビーの猛者藤井
のデビユー正に今秋映畵界のホームランヒツト……
”・・及川道子復活記念・大日方傳入社第一回出演・・”
愈々次週封切
大正舘週報