Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション6

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5619 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5619 - ページ 15

ページ: 15

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なをし。にしきののうれん かきあげて。あさひ天女(てんによ)は きくかとよ。あしはらこくの くはんきよが。たけをならすが おもしろきに出てきけやと の給へば。天女はきこしめして。 出まじき物とは思へども。父(ちゝ)の 仰にて有ければ。出ばやとお ぼしめし。出たち給ふ御しや うぞく。しげまきぞめ【注①】の花 のやうなるに。からまきぞめ【注②】 きくがさね。【注③】むらがさね【調べがつかず不明】このは がさね【注④】やへがさね。【注⑤】からあやおり【注⑥】 【注① 繁巻染め=織物の染色法の一つ。巻き染め(絞り染め)の緒の数を多くして染め上げたもの】 【注② 唐巻染め=唐風の絞り染めという】 【注③ 菊襲(かさね)=襲の色目。表が白、裏が蘇芳のものをいう】 【注④ 仮想の襲の色。朽葉(くちば)襲からの連想か】 【注⑤ 八重重ね=八枚重ねの衣(きぬ)】 【注⑥ 唐綾織=公家の装束に用いる浮織物(うきおりもの)に対する通称】