翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻25-27 - 翻刻

本草図譜. 巻25-27 - ページ 11

ページ: 11

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【右丁】 一種  水晶(すいしやう)   かつら      さねかつらの一種にて実白色なるものなり      又 淡紅(うすあか)を帯(をぶ)るものもあり 【左丁】 蓬虆(ほうるい)     ふゆいちこ  暖国(たんこく)の山中 陰地(ひかけ)にあり四時 凋(すほ)ます茎(くき)細(ほそ)くして蔓(つる)の如(こと)く葉(は)は円(まる)くして鋸歯(かゝり)あり錦葵(きんき)《割書:せにあ|ふひ》の  葉(は)に似(に)て光沢(つや)あり五弁の白花【実脱ヵ】 冬月(みはふゆ)熟(しゆく)す紅色なり是 汪機(わうき)説(とく)ところの寒苺(かんも)なり 一種  円葉(まるは)の物(もの)形状(かたち)ふゆいちこに似て葉(は)円(まる)し 一種      たぐりいちご  駿州(すんしう)豆(づ)州 等(とう)にあり葉(は)は寒苺(かんも)に似て大に茎葉(くきは)ともに紅色の毛剌(け)【刺の誤ヵ】多(おゝ)く蔓(つる)の如(こと)く長(なか)さ八九尺  末地(すへち)に附(つき)て根(ね)を生(せう)す十月 実(み)を結(むす)といふ寒地(かんち)にては花実(はなみ)なし亦(また)寒苺(かんも)の一種なり 【版心の中央部に記載あり】 蓬虆