翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻25-27 - 翻刻

本草図譜. 巻25-27 - ページ 44

ページ: 44

翻刻

【右丁】 旋花    はやひとくさ《割書:和名|鈔》  ひるがほ  こうつる《割書:越|前》       へびあさかほ《割書:相|州》   あめうるはな《割書:仙台》《割書:花の形(かたち)飴(あめ)をうる者(もの)の吹(ふく)|ちやるめるに似(に)たるゆえ名(なづ)く》  処々(しよ〳〵)園圃(ゑんほ)の中(うち)多(おほ)くあり春月(はる)宿根(ふるね)より生(せう)す葉(は)は五 尖(せん)あり夏月(なつ)花あり形(かたち)牽牛花(けんごくわ)  に似(に)て小(ちいさ)く淡紅色(うすあかいろ)なり 一種    八重(やゑ)のひるかほ  千弁(やゑ)なるを纏枝牡丹(てんしぼたん)と云(いふ)八種画譜(はつしゆぐわふ)に図(づ)あり 一種    おほひるがほ   ちよくはな《割書:讃|州》  田野(でんや)にあり葉(は)長(ながく)して大(おほい)に花(はな)も大なり漢名(かんめう)藤長苗(とうてうべう)《割書:救荒|本草》 【左丁】 一種    はまひるがほ  相州(さうしう)七里か浜(はま)武州 深(ふか)川 辺(へん)海浜(うみへ)にあり春月(はる)宿根(ふるね)より生(せう)す葉(は)は円(まる)くして一欠(いつけつ)あり  形(かたち)橐吾(たくご)《割書:つは|ぶき》に似(に)て小なり夏月(なつ)花あり形 旋花(せんくわ)と同(おな)し 一種    ぐんばいひるがほ   からうちは  豆州(つしう)大島(おほしま)にあり茎(くき)淡紅色(うすあかいろ)にして甘藷(かんしよ)《割書:さつま|いも》の如(こと)く土中に引生(ひきせう)す葉(は)の先(さき)凹(なかくほ)にし  て軍扇(ぐんはいうちは)の如(こと)く厚(あつ)し