翻刻
さて六ゐのしんは大将のもとへ参りさま〳〵のもて
なしにあひ御返事給てかへり参ることのよし出申
せは人々さゝめきよろこひあへりとかくするほとに
その日もなりぬれは中将殿を大将殿よりしきり
によひたてまつるされともふししつみて出しやり
給はすおもひのあまりににしのたいのいもうとの
女御のかたにおはして申給ひけるやうこれに候人
は九月十七日よりかたらひをきて候いまた夜かれ
し伝へらぬにこよひはしめてわかれなはこのひ
のなしみさらてはおもひ候はんすらんめなにかくる
しく候へき御けんさん候て御物かたり候へきも御