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口上
先(まつ)もつて各(おの)〳〵様(さま)御子(おこ)様 方(かた)
御機嫌(ごきげん)よくおいたづらを被遊(あそばされ)
御目出度(おんめでたく)奉存(そんじたてまつり)候 扨(さて)何(なに)がな
珍(めづ)らしき趣向(しゆかう)仕(つかまつ)らんと存候
處(ところ)に御子様よりとかく
化物(ばけもの)の本(ほん)を御 望(のぞみ)なされ候
扨ばけものも毎年(まいねん)いろ〳〵
出(いで)候 故(ゆへ)此上(このうへ)の思(おも)ひつきも
御座(ござ)なく依是(これによつて)めづらしく
化物を御覧(らん)に入申候
にばなの出来(でき)候 迄(まで)は余(よ)ほど間(あいだ)御座候 得(ゑ)ばゆる〳〵と
御一 ̄チ覧(らん)のほど奉希(こいねかいたてまつり)候 其(その)ため口上(こうしやう)さよふにカチ〳〵