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有之所右体再金高過分ニ相増沙汰致候故
公辺之御所置有間敷事と疑惑を生し何れも
不伏ニハ候へ共俗ニ言上ト下と之義是非な
き事と銘々血之涙を流し実ニ金子才覚可致
手立無之者ニ而無據申付通り金高相増候へ
ハ其図ニ乗猶其上へも法外至極之増金無体
ニ申付再三度も請書押戻し悉ク相悩ませ候
得共町人之身分可致様なく歯|齩(マヽ)をなし手を
束ね只々悲歎猶予罷在候へ共御主意を弁へ
さると呼出し夜分深更迄差置其上白洲ニお
ゐて申付候金高即答ニ請致兼候ハヽ番所え
留置居宅封印家財諸道具悉ク欠所ニ致候抔
申誡し候ニ付驚入無據受致候由嗚呼何事そ
実に刃を以金銀を貪取る強賊ニ異ならす素
より右様之御主意ニハ有之間敷所三人之与
力共 上え御奉公振り私欲奸曲を以金高ヲ
登せ其身之功ニ致内実多分之賂賄ヲ可貪奸
計既ニ大金掴ミ 金高差略致遣候分も有之趣
慥ニ相聞候是等之義両奉行も不知哉亦ハ右
与力共含合為取計候事哉何れニもせよ