翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

信濃國六郡大地震滿水之圖 - 翻刻

信濃國六郡大地震滿水之圖 - ページ 12

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《割書:讃|岐》象頭山祭礼頭入之図 抑金毘羅大権現ハ日本一社の尊社也 れいげんいちしるき事諸人の知るところ なり則むかしよりの定めにて毎年 頭人といふものを二人ツゝ立て前年 十月十二日より火をあらためけがれ をいミしやうじんけつさいこふげん ぢうつゝしミ翌年十月の御神 事をつとむるなり 十月ハ当山第一の会式にて十日 十一日御神事也今日御神こしを ふり奉る事余の神とかハり 御たまうつしといふ事もなく 神こし堂よりかき出せしまゝ くわんおんどうを三めぐりする 是をぎやうどうめぐりといふ 夫よりくわんおんどうに 神こしをすく神役にあたりし 両頭人とうや僧三宝へき等にて ぜんにすハるの式有てのち 其せんぐをこと〳〵く 堂のゑんよりにハへなげすて はしハ前のハす池へすつるこれ 御神事のおはりなり 此夜ハ一人も登山せすすてはしせし せんぐはしもなしはしハ 其夜にお召はし 守護神のはこひ給ふはしくらち よりもれい年の通り 御はしはこびも有し事の つげ来るなり往古よりの 御神伝二て毎年かくにことし 真に有かたき御神事なり    祭礼日 八月三十日  口あげ神事 九月 朔日  地鎮の神事 同  八日  瀬川神事 同  九日  ほこたて神事 同  十日  とまり初神事 十月 朔日  小神事 同  六日  さし合神事 同  十日  正神事 同 十一日  同此日御神輿土  猶くハしきハ金比羅山名勝図会二出《割書:近|刻》 爰に遠国の人々大祭礼の節に 参会する事稀也依て其大略を 図し梓に書して普く運歩の 君子の袖衿に伝ふ  丸亀板元  嶺松堂