翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

百鬼徒然袋 3巻. [1] - 翻刻

百鬼徒然袋 3巻. [1] - ページ 10

ページ: 10

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《題:古籠火(ころうくは)》 それ火に陰火(いんくわ)陽火(やうくは)鬼(き)火さま〴〵 ありとぞわけて古戦場(こせんじやう)には汗血(かんけつ) のこりて鬼火となりあやしきかたちを あらはすよしを聞はべれどもいまた灯篭(とうろう)の火(ひ)の 怪(くはひ)をなすことをきかずと夢の中におもひぬ 【左丁】 《題:天井嘗(てんぜうなめ)》 天井の高は燈(ともしび)くろうして冬さむしと 言へどもこれ家さくの故にもあらず まつたく此/怪(くわい)のなすわざにて ぞつとするなるへしと 夢のうちに おもひぬ