翻刻
ちんひやけしの【陳皮(蜜柑の皮)やケシの】
はいつたあめがふつて
うまひよの中に
なつてきてめしの
さいやさけのさかなの
うみ川からとれる
もしけといふ【も、時化といふ】
事もなくやら
へいとうに【平頭と有平糖(あるへいとう)の洒落か?】
とれてたいや
ひらめがゑびざこの
ねでかはれゝばこはだや
このしろの下うをは【下魚は】
とびからすもはしを【鳶・烏もはし(くちばし)を】
つけず今でたといふ
はつかつほも中おちは
いぬもくはずねこも
いやがるせんぎ
なり
〽世の
中の
うまく
なつた
も
くま
さかゞ天人の
下ひもを
さらつて
へんてんさまの
のきへ引かけたからおこつた
事ゆへかのとびをばとり
なかまでもうやまふ
はと三つゆびでおいさつ
するゆへにはとに
三指(さんし)のれいありといふ
【くまさか、鳶の名前。天女の腰巻きをさらう話とともにコマ4にあり】
【鳩に三指の…「鳩に三枝の礼あり」の駄洒落】
【鳩】
おかげで
わたくし
どもは
まめの
くひあきを
して
ぢんきよを
しそうで
ござり
ます