茨城大学図書館所蔵資料を翻刻

コレクション: 大高氏記録

巻15 慶應四年戊辰 明治元年日記帳 - 翻刻

巻15 慶應四年戊辰 明治元年日記帳 - ページ 54

ページ: 54

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 候而陸へ上り皆々散乱致逃候よし官軍は野  口ゟ渡ニは不越野口へ引返逗留致居候所御  目付方水戸ゟ参候風説有之候ニ付引返候由  歩兵之内両三人逃後れ候もの有之其内御旗  本位之様子ニ候逃おくれ野口村内ニ而切腹  致候而矢立出紙ヲ出性名書しるし居候所へ  官軍参りけたをし蓮花ときもとは引出し又  もゝの肉を切取焼候而たへ候もの有之候由  又一人は手きつを受逃おくれ隠居候而官軍  引取候後物置ゟ出候而其内え参り委細を咄  空腹ニ候間食事を呉候様申候所承知之振ニ  而其まゝ官軍へ通達致候故引返参り其内ニ  而なぶり切ニいたし候趣誠ニあわれなる事  之由村之者中右之内通いたし候者をにくか  り候よし又壱人たをれ居候者有之十五六才  位之ものゝよし承り候所内またを鉄炮二而  打ぬかれ候由しかし骨へかゝり不申官軍も  年若のもの故其侭指置引取候由此節介抱致  候へともたすかり可申との由参り候官軍は  薩勢百位土州百人位宇都宮人数弐百人位之