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候而陸へ上り皆々散乱致逃候よし官軍は野
口ゟ渡ニは不越野口へ引返逗留致居候所御
目付方水戸ゟ参候風説有之候ニ付引返候由
歩兵之内両三人逃後れ候もの有之其内御旗
本位之様子ニ候逃おくれ野口村内ニ而切腹
致候而矢立出紙ヲ出性名書しるし居候所へ
官軍参りけたをし蓮花ときもとは引出し又
もゝの肉を切取焼候而たへ候もの有之候由
又一人は手きつを受逃おくれ隠居候而官軍
引取候後物置ゟ出候而其内え参り委細を咄
空腹ニ候間食事を呉候様申候所承知之振ニ
而其まゝ官軍へ通達致候故引返参り其内ニ
而なぶり切ニいたし候趣誠ニあわれなる事
之由村之者中右之内通いたし候者をにくか
り候よし又壱人たをれ居候者有之十五六才
位之ものゝよし承り候所内またを鉄炮二而
打ぬかれ候由しかし骨へかゝり不申官軍も
年若のもの故其侭指置引取候由此節介抱致
候へともたすかり可申との由参り候官軍は
薩勢百位土州百人位宇都宮人数弐百人位之