賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第7冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第7冊 - ページ 107

ページ: 107

翻刻

【右丁】   けふ所々にて花をみる鶯も鳴けれは    くれ行し春のとまりやこゝならん花はさかりに鶯のなく 廿日 陰晴不定時々雨今夜亥刻地震甚シ強雨下 一 寅下刻塩奈太出立此日和田峠五里八丁甚難所也   戌剋斗諏訪宿桔梗屋善左衛門止宿酒肴出故弐百疋                宿ゟ案内あり温泉浴   遣ス   けふ和た峠にて湖水をみて    いく千尋みおろすをの谷水につゝきてうかふすわの潮   朝間のたけは雲かゝりてみへす    けふりたつ浅間の御けのいつこともとかめん方は雲に埋て 廿一日 晴 一 卯上剋諏訪出立此日山中関所越《割書:横川関ニ同シ|》酉下刻 【左丁】   宮ケ越本陣村上弥惣左衛門止宿《割書:酒肴吸物等出ニ付三百文|遣ス》 廿二日 陰晴不定雷一聲 一 寅半刻過宮ヶ越出立酉刻過妻籠宿畠屋太郎左衛門   ニ止宿   けふくれかゝる比蛙のあまたゐきけれハ    さゝてしも夕はたひのものうきに何とかはつのあはれそふらん 廿三日 晴 一 寅半刻妻籠出立酉刻御獄ヶ宿平田源左衛門ニ止宿   けふ木曽路のかけはしを    中々にうき世渡にくらふれはあやうけもなき木曽のかけ橋 廿四日 晴