賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第7冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第7冊 - ページ 77

ページ: 77

翻刻

  相坂をこへてけふはたおもふにもみたひに成ぬ東路の旅   日かすあるたひ■しあれとわかれては袖しほれ行逢坂のせき  石場にて   見るめなきものともいはし霞つゝなみの花さへ打出の浜 十四日 晴今暁霧如細雨下 一寅下刻草津出立酉下刻関駅升屋忠右衛門方に止宿  但於当駅火縄大壱把調之社中へ土産之品也上京之節   木曽路故如此 十五日 一卯上刻関出立神宮遥拝所に而十二銅献進《割書:遥拝|願念》 一未半刻桑名定宿立花屋利兵衛方へ着則利兵衞出向  即刻菓子を出追而西会例年之通扇子《割書:二本入并|許合》為参料  三百文《割書:紙包|水引》直に送之此序舟役人三人《割書:え》如例年扇子  弐本入三箱《割書:許合三枚|添》渡之宜取計可被■之旨相頼且明日  御舟之儀例之通万事宜頼存旨申  けふ神宮遥拝所にて   神路山はる〳〵あふく高根より出る朝日も光り和らく  また山々の花をみて   めにかけしひらの高ねのおもかけに残る雪かとまかふ花哉 十六日 晴 一卯上刻桑名出立乗船役人出扇子之挨拶申之舟一艘  水主四人今日順風に而午刻過宮駅着於船中例之通船