翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

蟹牛房挟多 3巻 - 翻刻

蟹牛房挟多 3巻 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

かにはすゞみにいでさるの おどりを見ておや子とは いゝながらおもざしが そのまゝもしやかたきの むすめにてはなきかと 両ごくよりあがり うちへつけんと まなべかしといふ所の いしかけのきわを いつたりきたりまちければ ふねはやなぎはしへつき うつへつれかへり けるをはゝざる むかいにいてける かほゝ見れば かたきの 女ぼうゆへ よろこび かへりけり 此やねぶねは おふやさま の あねさん だ 【左頁】 かにはかふらに にせてあなを ほるとは よくいふた もの むすめの おもざしにて おやのあり かをしり うなぎかたへ かへりかたきを うたんと おもへとも さるはかねて きのほりの めいじん なか〳〵 あまくちでは いかずとふしたものと そうだんすれば むかしよりさるがしりは まつかいなごぼうやいて おつつけろといへとも ついにごぼうをやいた事 はりやうりにもなし ねんしんはせきの くすりにやく事も あり ひつかき おると わしも はさんて やり ます