翻刻
【右丁】
ともを書しるし置れけるか末の露もとの雫【の】
世のことわりには【盈々ヵ】ついに懐をとけす埋れ有し【に】
予なを近きころ見おほへあるは聞つたへたる事
なと補ひ置しをしたしき書肆の求にいなみ
かたくいさや桜木にちりはめ給へとしかいふ
未春陽 木村政勝
【左丁】
凡例
一 此書(このしよ)。元三巻。今中下を分て五巻とす。其上巻は。和漢(わかん)相撲(すまふの)
濫觴(はじまり)および。上古(しやうこ)相撲節(すまふのせちへ)。部領使(ことりつかひ)の事を記し。中巻古
今珍らしき相撲(すまふ)。古書に散見(さんけん)するものを集(あつ)む。下巻は
当時(たうじ)勧進(くはんじん)相撲の古実(こじつ)。《割書:予》が相伝(さうでん)及(および)。古老(こらう)の聞伝(きゝつた)へし事を記(しる)す
一 古今(ここんの)勇力(ゆうりき)。或(あるい)は戦場(せんじやう)におよんで。種々力業(しゆ〴〵のちからわさ)の事 多(おほ)しといへども
相撲(すまふ)にあらざれば。今 是(これ)をのせず。又 戦場(せんじやう)にある【らヵ】ずし て【。力】
くらべの事相撲に近きもの有。例(れい)せば鎮西(ちんぜい)八郎 為朝(ためとも)。【琉球(りうきう)に】
渡(わた)り。異国(ゐこく)人と力を競(くらべ)。朝比奈義秀(あさひなよしひで)。【曽我時致(そがときむね)と】力を【くらべ】
【別本参照 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100375764/9?ln=ja】