翻刻
【右丁】
【上段】
かくて北条の四郎ときまさちゝぶの庄司次郎
重たゞ和田の小太郎よしもりちゝふの六郎
しげやす御きげんうかゞひとしてしゆつし
しければ御そばにつきそひしねいかんのとも
がらこそ〳〵〳〵と御つぎていでけるよりいへ
公おふせありけるはいつれもうちそろひ
てのしゆつしはさだめてわれにいけん
ならん
【中段】
さん候御いゐけんにあらずおそれ
ながら御こしのものを此しけやす
に御あづけ下されよとしげやす
御こしのものをうけとりければ
四人のもの口をそろへて君
には御みもち御なからつ
【下段】
京とへの
きこへと
いひたみの
あざけりその
うへねいかんの
ともがらのために
御命あやうしさす
れば天下の御ために
ならず一じんたんれいな
れは一こくらんをおこし
一けんことをやぶり一じん
くに
をさ
だむ
きみ
今
日
ゟ【より】
御
いん
きよ
なされ
かまくら
三代
せうぐん
【左丁】
千万君の御代となし奉らん是
よりすぐにあふぎがやつの御てんへうつら
せ給ひ御つき〳〵のものゝふはわれ〳〵
四人とくより申付候と申上ければ
よりいへ公一言の御へんとうなく
ともかくもこのうへはよきにはから
いられよとてあふぎがやつへうつら
せ給ふそ
いたわし
き