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【数行分の破れあり】
□とお□□申
□其頃かはちのち
□其名をあらはし今日本
□はりまいなみのちう人?也し
か□□□□□□□□□□…ふ?つかへする所のりやうちを給はる其いせいによつて弟つね平も
かわちのしゆこと也□□こほり【郡】にきよぢうしてゑいくわにさかへあるも心にまかせすと
いふことなししかれ共我まゝならんやまふの道つね平がさいぢよかぜの心ちとてばんし【つね平が妻女風邪の心地とて万死】
のゆかにふし【の床に伏し】けるか一もん家の子さま〳〵いじゆつとつくせ共其かいもなしつね平申けるはこ
とかりそめのやうに思ひしかねつびやうはなはたしくなか〳〵大事也都にましますしやきやう【舎兄】
だうまんほつし【道満法師】を頼みびやうきのていをうらなはせ其やうすによつてあるひはいきりや
うしりやう【生霊死霊】のわざにても有かたつねみんとたうまんの方へ人をつかはし候へはさつそく来るへ
きの返状也と語?所へはんの物【番の者=見張り】都ゟ御しやきやうだうまんの御下りにて候と申上るつね
平よろこびやれ〳〵それこなたへとやがて立出こはそう〳〵の御らいか忝【かたじけなく】候とやがておくへせ
うしけるだうまんの給ふはさつそく参るべきやうにそんしつれ共みかどの御ようしげく思はすあ
ひのひ候扨病人のやうすはいかにつね平さ也候たゝかりそめのやうに存候へ共ねつ病しきりにごたい【五体】
をくるしめたへかたく候とはしめおはりを申上るだうまん聞て扨其病きさしおこりたる月日こくげんは
いかにたれは過つる中の十日のよねの上こくかとおほへ候たうまんうちうな付■【出?】〳〵うらないみんとせんぞあし
やのすくねきよふと【芦屋宿禰清太】かもろこしのほうどうせん人【法道仙人】にあひて天もんじり【天文じり、コマ14にも有り】ゑきれき【易暦】【「天文・地理・易歷」を並べる例があるようです。あるいは「事理」かも】をまなひし
よもつにしるししそんにつたへししよでんを取出ししはしかんがみいかにつね平此病きはいかにもほん
しんゟ出たれ共つねにかはりしぎやくきやうちうといふ病也つねていのいしそんずべき病所に
てなし此りやうしにはわかきめぎつねの【若き雌狐の】いききも取すぐに病人へあたへなはたちまち病き
へいゆふすへし是則ほうとうせん人のつたへの内にたしかにこもれりへんしもいそくへしと申所へ都ゟひ
きやくとうらいしどうまん□□□いそき上京なさるへしもろこしゟそうこく申くわん人渡り色々の
みつき物さし上□…うらな□…きとのせんし下り候とこときうに申上るだうまん
【数行破れ】
□□□□□…せん申せしことくにはからひ給はゝおつ
□まねへたるゝ扨つね平やれ□□
□□□□□…