翻刻
【右丁】
葉(は)の形(かたち)棕櫚(しゆろ)#1に似(に)て葉の本より分(わか)れす長さ五六尺 茎(くき)も四五尺に至(いた)る
茎 三稜(さんれう)にして本に剌(とけ)#2あり花実はありといへとも未た真物(しんふつ)を得(ゑ)さ
れは図(つ)せす説に実を割(われ)は粉の如(こと)き物ありといへり此 葉(は)を以て
扇に造(つく)る此をひりやうせんと云又 笠(かさ)に造(つく)りこれをひりやうかさ
といふ扇に造(つく)る物 舶来(わたり)の品 並(ならひ)に薩州(さつしう)よりも作(つく)り出(いた)す
【左丁 文字無】