翻刻
【右丁】
桑根白皮(さうこんはくひ)
薬店(やくてん)にて生(なま)の桑白皮(さうはくひ)と云は黄色(わうしよく)の皮を帯(をふ)る物真なり新(あたら)き#1を用(もち)ゆ
へしさらしと呼(よ)ふものは楮根(かふそのね)を用ゆるゆへゑらひ用ゆへし先(まつ)は自(みつら)ら#2桑根(さうこん)
を堀(ほ)り取(と)り用ゆるを宜(よろ)しとす薬用にはまくわの根(ね)を用ゆるを上品となす
形状外皮は正黄にして心は白色延ること数尺に至(いた)る
皮中白汁(ひちうはくしう)
田村氏の説に新(あたら)しき桑の木の皮(かは)を取(と)り焼(やい)て其(その)滴(したゝ)る汁(しる)を取(と)り用ゆ
竹瀝(ちくれき)を取(と)る法(ほう)の如(こと)くす樀玄方(てきけんほう)に此を桑瀝(さうれき)といふといへり
桑柴灰(さうさいくわい)
桑の木並枝を焼(やい)て灰(はい)となす物也
桑耳(さうし)桑黄(さうわう)
桑花(さうくは)
【左丁】
桑寄生(さうきせい)
桑柴火(さうさいくは)
桑螵蛸(さうへうさう)
桑蠹(さうと)#3
此六種は各条(かくしやう)に随(したかつ)て出(いた)す