翻刻
を弁のあまの心はへにはこよなう【格段の違い】もある
かなとこゝろつきなう【不愉快である】も見給ふいま
め
すきにしかこひしきこともわすれねと
けふはたまつも【何をさておいても】ゆく心かないつれもとしへ
たる人〳〵にてみなかの御かたをは心よせ【好意を寄せ】き
こえためり【注】しをいまはかくおもひあらた
めてこといみ【言忌み=不吉な言行を慎む】するも心うの世やとおほえ
給へは物もいはれ給はすみちのほ ■(と)のはる
けくはけしき山みちのありさまを見
給にそつらきにのみおもひなされし人
【注 ためり=助動詞タリとメリの複合の音便形タンメリのンを表記しなかった形 …したようだ】