← 前のページ
ページ 2 / 2
次のページ →
翻刻
八月五日…………十一日
日本ニユース
文化映画
婦系圖
--製作--
原作…………泉鏡花
脚色…………小國英雄
演出…………マキノ正博
--配役--
早瀬主税…………長谷川一夫
お蔦………………山田五十鈴
酒井俊藏…………古川綠波
同妻………………村瀬幸子
同娘妙子…………高峯秀子
同幼時……………落合トミ子
めの惣……………山本禮三郎
同内儀お増………澤村貞子
藝者小芳…………三益愛子
同彌次……………山根壽子
お源………………田中筆子
坂田………………進藤英太郎
河野………………菅井一郎
萬太………………瀧口新太郎
仕込ツ子…………三谷幸子
物語--江戸の香がほのかに漂う明治四十
年代の東京柳橋。仕込ツ子のお蔦と隼の力
は同じ浅草で育つた幼馴染であつた。早く
兩親を失ひ掏摸に身を落した力の身を案じ
たお蔦は逢ふ度每に諫めたがそれを聽き容
れる力ではなかつた。或る夜本郷の緣日で
鴨と狙つた中年の男にさしもの力も利腕を
とられその男の邸に連れて行かれた。男は
お蔦の抱主小芳と、かつて娘妙子迄なした
深い仲の大學敎授酒井俊藏であつた。酒井
にその不心得を諭された力は飜然改悟して
酒井の指導の許に勉學に勵む身となつた。
かくして五年の月日は流れて--今は早瀬
主稅と名乘る學士となつた力の卒業祝の催
された夜今は蔦吉と名乘つて賣れつ妓にな
つたお蔦は五年の間寢た間も忘れたことの
ない力の立派になつた姿を見た。懐しさ、
戀しさはお蔦も主稅も同じ想ひであつた。
十二日…………十八日
日本ニユース
文化映画
エノケンの爆彈兒
作…… ……山崎謙太
志村敏夫
演出…………岡田敬
--配役--
健吉
その父……………榎本健一
御隠居さん
旦那………………如月寛多
おかみさん………柳文代
百合子……………梅園かほる
一郎………………澤井一郎
番頭桑原…………柳田貞一
店員兼どん………榊田敬二
梗槪--不慮の災難で父を失つた健吉は、父の
臨終の際決して腹を立てゝはならぬと云ひ殘し
た遺言を深く胸に秘めて懐しの故鄕を後に上京
した。上京した健吉は下町の老舗丸二呉服店に
丁稚奉公をすることになつた。所がこのお店の
實權を握る御隠居様は大變な迷信家で、やかま
しいこと夥しいものであつた。當主は聟養子な
のでそれをいゝことにして、番頭の桑原は娘百
合子に入聟してお店を乘つ取らうと謀んでゐた
正直で一本氣の健吉は、番頭桑原とうまく行く
筈はなかつた。
皇國の楯
原作…………弓上光輪
脚本…………春秋映画文藝部
演出…………高木孝一
--配役--
一木鐵男…………田中春男
母あい……………田中筆子
弟次男……………金子淸二郎
富田朝子…………草島競子
弟健吉……………奥岡榮次郎
兄秀男……………國方博之
淺井中尉…………淸水將夫
兵事係吉田………菅井一郎
松本巡査…………淺田健三
大月部隊長………河津淸三郎