翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

化物敵討 2巻 - 翻刻

化物敵討 2巻 - ページ 12

ページ: 12

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ひとつめはおやのかたき きんときをうちその くびをぢさんして こきやうへかへり ければみこし 入道大きに よろ こび きんときを うちとりしは はゝおやの ためばかりで なしおほくの ばけものこのゝち 外にこわいものなく おもふまゝに人を おどしてよをわたらんこと ひとつまなこのはたらきゆへ なりとばけものゝいつとうに よろこびそれよりまいよ うそ〳〵【こそこそ?】出かけておうらいを 【左ページへ】 おどしけるゆへきんとき ばけものがりに出かけけるを ばけもの共きんときとはおもひも よらずもゝんぐわァといつてその 人のかほをのぞき見ればまことの きんときこれはどふだはゝァ きこへたきんときのゆうれい か何にもせよにげろ〳〵と にげゆくを きんとき いち〳〵に ひつとらへ このうへ けつして 人をおどす まじとの 一札をとり みな〳〵いのちはたすけ そのかはりのこらず はこねのあきへとおい はらひける 【右ページ下、台詞】 〽うぬら このゝちなま ゑひをおどし たり子ども しゆへゆびでも さすと ゆるさぬぞ 〽いのちは おた すけ 〳〵 〽こうした ところは どうじやう     じの【道成寺の】 こま【駒】といふ ものだ 〽こんなに まごつた所は きんぴら さまへ はいつた ろぼうの よふだ