翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

冷水灰毛猫 2巻 - 翻刻

冷水灰毛猫 2巻 - ページ 4

ページ: 4

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【右頁の上部文】爰に又竹町のわたしばにすねんすむ ふうふすゞめありけるが二人のむすめを もちておやこむつましくくらしけるかすぎし ころおやぢすゞめを清右エ門が所の ねこにとられしをざんねんにおもひ ばゝあすゞめ もつとも二人の すゞめもおやのかたき をたづねいだしうたんと 心がけしがおやすゞめなき ゆへゑをひろいくう くらしかたにこまり なんぎせしをりから【折柄?】 よしわらにちうじやの ちうざんといへる ちう三ことのほか すゞめすきにて すゞめこをかいたがる ゆへ二人のすゞめの うち一人吉原【ちう三の所】へすゞ めんとはなしとりを うるものをよび よしはらへやらんと そうだんすること ふびんなれ 二人のすゞめはわれが ゆかふかれがゆかふと ちら〳〵あらそふ 【右頁の右側雀の上の文】そいやり にいやる もはふ のちら〳〵 だどち らなり ともいつて たも 【右頁の真ん中雀の左文】そな たは ゆかれぬ わしがゆかふ 【右頁の左側雀の左文】いへ〳〵あね さんよりは わしがゆかふ 【右頁右側の雀左文】とりの せわを する からは あの人は ちよ げんだ の 【右頁の下の男右側文】さてもべちやくちやすゞめのやうだ やかましいとちらでもかねとせう もんが引かへだおれははなしどりも うれははつのがめもうるその前 きんぎよめだかよたかもくるそん なせばいのではないこのまへ松ばや のせがわさんにうつてやつた 金ぎよ なんどは こうやの【こうやの=紺屋の?】 金ぎよ といつ てたい てい □□し がつた ことでは ねへ 【左頁上部右側文】いもと すゞ めは かごに のせて よしはらへ うられゆく たつた一わの いもとをよし わらへみを すゞめさせ きかはいや〳〵 これもたれ ゆへねこ ゆへじや 【左頁上部左側文】ぼうくみや あんほつよりはかつぎ にくいの こんなかごははじめてだ かゝさん此こはすりゑを くふだろうのかへりがけ に大おんじまへのくもを ほつてゆかふしかし かゝさんあんぢん町へうつて しめらるゝにはましだ 【左頁右下雀の左上文】あねさん かゝさん おさらば〳〵 ちら〳〵〳〵 【左頁右下雀の左下文】すゞめさらば よはんまり はねばたきを してかぜでも ひきなるなよ 【左頁中央男の下文】□【破れ】へうる□ おまへ□□つとは あ□【破れ】町だ