翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

木幡きつね - 翻刻

木幡きつね - ページ 16

ページ: 16

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大なこんどのきたのかた御(ご) らんじて。かゝるうつくしき女 ばうも。よにはありけるよ。 いかならぬみやはらのひめ君(きみ) といふとも。かゝるすがたは有 まじ。中しやうどのゝ。おもひた まふもことはりとぞおぼし ける。かくておもふ事なく て。月日ををくり給ふ程(ほど)に。 わかぎみ三さいにならせ給ふ ほどに。御うちの人にも。此わ かきみの御きげん。能(よき)やう にとたしなみ。いろ〳〵御 もてなし。御あそひものなど たてまつる。あるとき中 しやうどのゝ御めのと。なかづ かさのもとよりとて  世(よ)に   たぐひなき  一もつとて    うつ     くしき    いぬを      しん上    いたし      けり