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翻刻
ニ而辰巳の方え白キ雲のことくなるものを吹
出候様ニ見ゆる追々承り候へハ廿四日の夜
より見候よし
麦新もの壱分ニ壱斗八升鍋入極上ものにて
六斗弐三升小麦ハはつれ
《割書:廿八日 |七十弐度》 朝薄くもり五ツ時ゟ薄照四ツ過より
《割書:八十八度》 照立大暑
《割書:廿九日 |七十三度》 朝より快晴暑気なれとも風有夜中大
くもり
隣家太田ヤ久三郎先日奥州筋へ商用ニ而参
り居承り候よし出羽商人と奥州之商人と綿
申十二月中売買当時懸り合ニ相成候よしを
承りしあらまし
奥州の商人買方出羽の商人売方
申十二月手合せ致直段壱箇拾三両弐分ニ
定酉二月中右品受取わたし約定ニ而駄数
千八百駄約定之通二月晦日迄ニ品不残相
渡し取引相済候へとも奥方ニ而ハ取引前
ニ金子弐千両指出し破談ニ致度趣申聞候
ニ付追々領主え願出ニ相成出羽方ハ上杉