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給てたゝめのまへにみやらるゝはあわちしまなり
けりあはと【あれは】はるかになとのたまひて
あはとみるあわちの島のあはれさへ
のこるくまなくすめる夜の月ひさしうても
ふれ給はぬきん【琴】をふくろよりとりいて給ては
かなくかきならし給へる御さまを見たてま
つる人もやすからすあはれにかなしうおもひ
あへりかうれう【広陵】といふ手【曲】をあるかきり【残らず全部】ひき
すまし給へるにかのをかへの家も松のひゝき
なみのをとにあひて心はせ【心得】あるわか人は身