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翻刻
五両判 十枚 百七両弐分
大判 一枚 五十五両弐分
追々気配宜敷様子
六 日 朝よりくもりさむし北もやう九ツ過
より照立薄くもり夜中大くもり
当三日江戸桜田御門辺ニおゐて大変有之候
よし
《割書:七 日|三十五度》 朝よりくもり九ツ過よりてり立むら
《割書:御床几廻御|諸士大勢警 》 雲夜中も久しふりにて極晴
《割書:衛ニ登》
扨昨三日井伊掃部頭登城出之節桜田御門外
ニ人数十壱人程待伏釼術遣ひ之体ニ出立候
而稽古道具ヲかつき候ものもあり又諸家之
供らしく赤合羽まんちう笠ヲかむり候も有
之由いつれも下は支度いたし鉢巻ニハ百文
銭ヲ縫込置候抔と申候説も御坐候釼客先供
へ喧嘩を仕掛打合ニ相成候ニ付近習駕籠脇
之もの皆々先え進ミ 駕籠脇透間御坐候節右
赤合羽之もの合羽笠共抜捨刀ヲ抜キ掃部頭
駕籠え左右後と三方より刀之鍔元まて突込