翻刻
【右丁】
〇ふく 河豚 鯸鮧 䲅魚嗔ヽ
吹吐ヽ 気包ヽ 西施乳【「ヽ」は「魚」字の代用】
綳魚(シヲサイ)
かつんと
対陣のゆるみや夜辺の
ふくと汁
府月
魚篇に复と覚へし
心かな
降雪に身とれは 金行
鰒も肌白し
【左丁】
蟻来
河豚汁や薬降日【注】に
喰ならひ
風馬
河豚見えつ
其角か庵へ矢の使
書雪
蝶々の羽風おそろし
美人草
【注:昔、陰暦の五月五日を薬日と称し、この日の正午頃に雨が降ることをいう。その雨を神水といい薬を作るのに用いられ、また、雨のかかった薬草は特効があるとされた。(コトバンク)】