翻刻
みな〳〵
〽︎このように大地しんがゆり升はこれも
天さいとあきらめてわおりますれど
あきらめられぬはわれ〳〵しようばい
間事〳〵ひまになりてこまり升
とうかあなたさまの
おひよりでわたくし
どものせわしく
なり升ように
おねがい申し升
なむ天道さま
とみな〳〵
一どうに
ねがひける
天道
〽︎これ〳〵みなにそのように
地しんお【ママ】あんじるな
たとへこうじひまで
あろうともくよ〳〵
するなよこれを
みよこのようにくわを
てにもちさかんの
てつだいにさいでれば
しことはつゞくしかねには
なるしくよ〳〵せづに
はやこれおもち
よわたりな【お】せよと
しめし給ふ
みな〳〵
〽︎申かしまさまあなた
さま【「さま」の合字】 が御ぞんじでは
ございませんか
このようにゆくらせ
て下さり升とは
間事〳〵きこへません
地しんもせけん一とう
でぜひも御ざいません
があなたにわ【ママ】
かなめいし
といふ大丈ぶ
な石がなんの
ためで御さい升
このようにゆりる
くらいならなぜ
要石であり升よ
そのようないし
ならいりませんから
ぶん■たおして
しまうがいゝト
みな〳〵一どうに
かしまさまお【ママ】
くどきけるこそ
どうりなり
神主
〽︎これ〳〵みな〳〵のいふ所
しごくどうりにはあれ
どもそのよふにはら立で
下されてはわれ〳〵が
間事〳〵大ごまりに
ぞんつるこれといふも
天さいのなす所とあきら
めて下さりませ又そのように
大せつなる石お【ママ】こはされては
手前どもがしよくぶんが上る
ゆへにどうかひらに御めん下さり
升ト神主間事にめいわくそうに
わひにける
【このテキストは、わ•は、を•お などの混同があり、又仮名遣いも現代風で驚きました。例、「やう」(正)を「よう」と記す】
【この筆者は「な」と「お」の字形が同じように見え、文脈から判断す。】