翻刻
【右丁】
雲外鏡(うんぐはいきやう)
照魔鏡(しやうまきやう)と言へるは
もろ〳〵の怪(あや)しき物の
形をうつすよしなれは
その影(かげ)のうつれるにやと
おもひしに動(うこき)出るまゝに
此かゞみの妖怪(ようくはい)なりと夢の中におもひぬ
【匡郭外】下之二
【左丁】
鈴彦姫(すゞひこひめ)
かくれし神を出し奉んとて
岩戸のまへにて神楽(かぐら)を
奏(さう)し給ひし
天鈿女(あまのうすめ)のいにしへも
こひしく夢心に
おもひぬ
【左丁は大英博物館所蔵本(天明四年版?)参照。※立命館ARC画像提供(https://www.dh-jac.net/db1/books/BM-JIB0149./portal/)】