翻刻
ばけものはのこらずはこねのさきへ
ひきこしきつねばかりのこしおき
しにさすがはつうつはきにて人間
のはけるしやうたいをあらわさんと
せんきせし所に人間のばけ
ものゝおやだまうら
嶋太郎もゝ
太郎が
おやに
あふ
ほか
の
ものは
ちく
らが
おきへ【筑羅が沖】
まいり
ました
三人の
ものあら
われいで
きつねに
人けんの
はける
【左ページ下へ続く】
しやうたい
をみせその
ほふたちは
はこ
ね
より
こち
へ□
【看板の左へつづく】
おくほど
に
かな□す【かすれあり】【かならず?】
人のま□【かすれあり】【人のまね?】
をし【破れあり】
はけ
まい
ぞ
【左ページ上】
うらしまは八千さいまで
いきのびたるによりとし
のよりしものをばけそふ
だと
いふ
は
此事也
もゝ太郎が
おやふた
たび
わかく
なりし
ゆへ是も
ばけもの
なり