翻刻
ともだちよりあいて
ばけものはなしして
いたりよあめも
しよぼ〳〵ふり
けるによも
ふけていと
さみしき
こふじを
とおりて
かへるおとこ
ありかのおとこ
いたつてをく
びやうもの
なればみち
すがらいろ〳〵
はなしのこと
ともおもひ
いだしてすこく【凄く=気味が悪い/すご〳〵=元気なく】
ひとりあゆみ
ゆくむこふより
かさの大きなるをきて
りやうてになにかもちて
ちよこ〳〵あゆみくる
かのおとここれなん
さいせんはなしの
あめふりこぞふ
ならんあとへ
にけもどらんと
あしばやにもと
きたるみちへかけ
いだしければはや
いつのまにかまいへ
まわりてよく
おれがうわさ
したなと
おそろしき
かほして
申ける