翻刻
□□【前後】歌仙楓と名付て八九の色数
□□□【先に有】て不断のなかめとなりぬ
今又唐土渡りの楓こゝらの名楓と
よぶ品或は葉形のかはり秋の色
すくれたるもの二十八種追加
して百種のもみちとなりぬ
唐楓 葉形極りて三椏両対に付き
春の出葉うすく色有後ほと
就御用 青く葉表すへよく光り
唐船 有て青漆にぬるか
長崎江 ことく
持渡り候 夏もかわらぬいろ
唐楓之 不断なかめたへず
秋の紅葉本紅あさ
やかに洗い朱のことく
又は薄紅黄色さま〳〵
まぢりて染る
【虫損部は東京大学総合図書館蔵「百色紅葉集(本資料とは別本)」を参照し注記】