デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 70

ページ: 70

翻刻

【右丁】    今度高田氏ゟ貰ひ得し井上翼章    大人の短冊 いたつらに過る月かのつもり来て   素良 くれ行としのなこりをそおもふ 【左丁】             小夜 此人何れの所何れの人のむすめともかの井上氏なる 松虫の音にさへ撰みもれぬれはいかんともせんもし しり給ふ人しあらはしめし給はなん文の詞にいとけなき よりみやつかへしまたきに世をのかれ侍れるものならし いわゆる情に發して礼義にとゝまる心を仏の道に ひるかへして柏舟の節をまたくせしものならんいと あはれにもまたたふとしともいふへきや     長き文に      歌十四首